Google Meet 議事録のスクリーンショット機能の使い方|商談で見せた資料入りの記録を営業担当が残す手順
Google Meetの自動議事録に、画面共有中のスライドを自動で埋め込む「ビジュアル・スクリーンショット」の使い方。対象プラン・管理者設定と、営業の商談記録での使い方を公式情報から整理します。

提案書と見積書とプレゼン資料、この3点セットを別々のアプリで一から作り直す作業に、うんざりしている営業事務は少なくないはずです。結論から言うと、Microsoft 365 CopilotのChat上で「@Word」「@Excel」「@PowerPoint」と呼び分けるだけで、同じチャットの中でこの3つのファイルを連携させながら作成できます。Wordで作った提案書の下書きをExcelエージェントに読み込ませて見積書の数字を作り、その内容をPowerPointエージェントに渡してスライド化する——という一連の流れが、アプリを行き来せずに完結する可能性があるのです。ただしこの機能は2026年4月22日に一般提供が始まったばかりで、組織テンプレートやブランドガイドラインへの対応はまだ発展途上とされています。この記事では公式情報をもとに、実務でどう使えるかを整理します。
Word/Excel/PowerPointエージェントは、Microsoft 365 Copilot Chat上で自然言語のプロンプトを入力するだけで、Word文書・Excelブック・PowerPointプレゼンテーションを新規に作成できる機能です。Microsoftの公式サポートページによれば、Copilot Chatの「ツール」メニューまたは左側の「エージェント」ナビゲーションから呼び出すほか、チャット入力欄に「@Word」「@Excel」「@PowerPoint」と入力して直接指定することもできる、と説明されています。エージェントは一方的に文書を生成するのではなく、目的や体裁を確認する質問を返しながら内容を詰めていく設計だとされています。
この機能自体は2025年11月のIgnite 2025で発表され、その後段階的に展開されてきました。Microsoft 365公式ブログは2026年4月22日、これらのエージェント機能が一般提供(GA)段階に達したと発表しています。つまり冒頭で紹介した使い方は、目新しい実験機能ではなく、すでに一般提供されている機能の応用です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象サブスクリプション | Microsoft 365 Copilot、Microsoft 365 Premium、Microsoft 365 Personal、Microsoft 365 Family(Microsoft 365公式ブログによる) |
| 呼び出し方法 | Copilot Chatの「ツール」メニュー/「エージェント」ナビゲーション、またはチャット欄に@Word・@Excel・@PowerPointと直接入力 |
| アクセスレベルの違い | Copilot Chatのみのユーザーはウェブ情報を根拠にした標準アクセス、Microsoft 365 Copilotライセンス保有者はウェブに加えて社内データ(SharePoint・メール・Teamsチャットなど)も参照できる優先アクセスになる、とされる |
| 管理者側の制御 | 管理者が特定のAIモデル利用を無効化した場合、対象ユーザーの画面からエージェント自体が表示されなくなる場合がある、と報告されている |
| Excel利用時の注意 | Excel上でのエージェント操作にはAutoSaveの有効化(OneDriveへの保存)が前提になる、と説明されている |
営業事務が実務で使う場合、この「アクセスレベルの違い」が地味に重要です。会社支給のMicrosoft 365 Copilotライセンスがあれば、過去の提案書や顧客とのメールを参照した提案書を作らせられます。一方、Copilot Chatだけの環境では、ウェブ上の一般情報を根拠にした汎用的な下書きしか作れません。
「AIが提案書一式を自動で作ってくれる」という見出しだけを見ると、ボタン一つで完成品が出てくるように感じるかもしれません。実際に公式情報を読み込むと、現状はそこまで到達していません。
| 項目 | 紹介されていること | 実務適用で注意すべき点 |
|---|---|---|
| テンプレート対応 | 既存の文書やテンプレートを参照させれば、その体裁を再現しようと試みる | 組織のテンプレートライブラリへのネイティブ対応は「開発中」の位置づけで、完全に自動反映されるわけではない |
| ブランドガイドライン | 企業のブランドキットに沿った出力を目指す機能は計画されている | 現時点ではブランドガイドラインへの対応は完全ではないとされ、色やロゴのズレは人の目でのチェックが必要 |
| 複数エージェント連携 | チャットにファイルを添付し、Word文書を根拠にPowerPointエージェントへスライド化を依頼する、といった連携が可能 | 1つのチャットで完結するとはいえ、各アプリの成果物は個別に開き直して細部を調整する前提であり、完全自動の一気通貫ではない |
| Excelの動作条件 | セルへの直接的な書き込み・数式操作に対応 | AutoSave必須のため、ローカル保存のみのファイルやオフライン環境では機能しない |
| データの扱い | 組織のアクセス許可や機密ラベルを尊重する設計だとされる | 機密情報を含む提案書を作らせる場合も、社内のデータガバナンス方針に従った運用確認は別途必要 |
つまり現時点のWord/Excel/PowerPointエージェントは、下書きと初期構成を高速に作る「たたき台生成ツール」であって、提案書一式を無人で完成させる自動化パイプラインではありません。この温度感を踏まえたうえで、営業事務の実務でどう組み込めるかを見ていきます。
まずCopilot Chatで「@Word」と入力し、商談の議事録やメールの要点を伝えて提案書のたたき台を作らせます。できあがったWord文書をチャットに添付したうえで「@Excel」に切り替え、「このWord文書の提案内容に沿った見積書を作って」と依頼すれば、提案書の項目立てに沿った見積書の下書きが作られる、という連携が可能だとされています。金額や数量はもちろん人の確認が必須ですが、項目名の転記漏れを防げる点は実務上のメリットです。
見積書の数字が固まったら、そのExcelファイルを添付して「@PowerPoint」に切り替え、提案資料用のスライドを生成させます。既存デッキがあれば、それを読み込ませて最新の見積内容に合わせて更新させることもできる、とMicrosoft Community Hubのブログでは紹介されています。ゼロから配色やレイアウトを考える手間を省ける一方、企業のテンプレートやブランドガイドラインへの追従は前述の通り発展途上のため、社内標準の提案書フォーマットとの差分チェックは省略できません。
1つの商談=1つのCopilot Chatのスレッドで進めておくと、後日「先方から修正依頼が来た」というときに、同じチャット内でWord・Excel・PowerPointの各エージェントを呼び戻して差分修正を依頼できます。過去のやり取りを毎回テキストで説明し直す手間が減る、という運用上の利点があります。
Word/Excel/PowerPointエージェントは、Microsoft 365 Copilot Chat上で「@Word」「@Excel」「@PowerPoint」と呼び分けることで、1つのチャットの中でファイルを相互に参照させながら作成できる機能です。2025年11月のIgnite 2025で発表され、2026年4月22日に一般提供に達した、比較的新しい機能でもあります。
この記事で紹介した「Word→Excel→PowerPointへの引き継ぎ」「案件ごとのチャット分け」という使い方は、あくまで下書き作成を高速化する手段です。組織テンプレートやブランドガイドラインへの対応はまだ発展途上であり、最終的な体裁チェックや数字の確認を省略できるわけではありません。
次の一手としては、まず自社のライセンス種別とAIモデルの有効化状況を情シス部門に確認したうえで、実際の商談1件を題材に、提案書・見積書・提案資料を1つのチャットで作る流れを試してみることをおすすめします。