
非エンジニアとして活動する個人が、Google製のAIツールの使い方を解説する電子教材を制作し、公開からわずか15時間で812部、売上114万円を記録した。
noteで自身を「AI活用を教える人」と名乗るリツトが、2026年2月13日付のnote記事でこの数字を公表している。
レビュー評価は星4.9、コンテンツ販売プラットフォーム「Brain」内の総合ランキングでは1位を記録したと本人は説明する。
販売ページであるBrainの商品ページ(2026年7月23日更新)では、累計販売部数が4,800部を突破したと表示されている。
本人はイベントの運営・MC業を営む非エンジニアで、プログラミングは書けないと明かしている。
作ったのは、Googleが提供するAIツール「Antigravity」の使い方を、非エンジニア向けに解説する電子教材である。
リツトはnote記事で、当初は「使い方を説明してサイトを作って公開する」だけの軽い入門教材にするつもりだったと振り返っている。
しかし発信を続ける中で「自動化したい」という声が読者から繰り返し届いたため、構成を全面的に組み直し、自動化の解説に2万文字を割く章を新設したという。
教材には特典として、ブラウザで動く相談AI「自動化ナビゲーター」が付属する。
利用者が自分の仕事内容を伝えると、自動化できる箇所と具体的な手順、Antigravityにそのまま貼り付けられるプロンプトまで提案してくれる仕組みだと本人は説明している。
価格は当初6,980円を想定していたが、定価は2,980円に設定し、リリースから数日間は記念価格として1,480円で販売したとしている。
この教材は、2週間前に公開した前作「第2の脳構築ガイド」に続く2作目にあたる。
前作についてリツトは、売上600万円超・1,800人以上への販売という数字を同じnote記事内で自己申告している。
リツトのnote記事によれば、執筆のきっかけは、事務所を共にする発信者イケハヤからの「Antigravityの教科書を作るといい」という勧めだったという。
イケハヤ自身もAntigravity教材の執筆を検討していたが、多忙で手が回らず、リツトに声をかけた経緯が語られている。
制作は2週間、1日10時間のペースで進めたと本人は述べている。
| 工程 | 内容 | 人がやること | かかった時間 |
|---|---|---|---|
| 着想 | イケハヤからの勧めで執筆を決意 | 執筆着手の判断 | 即日 |
| 構成転換 | 入門教材の予定だったが、読者からの自動化ニーズを受けて構成を全面的に組み直し | 構成の再設計 | - |
| 原稿執筆 | 自動化の章に2万文字を割き、既存の構成部分は削って再編集 | 本人が全文執筆 | 2週間、1日10時間 |
| 特典開発 | 教材内容を学習させたAIチャットボット「自動化ナビゲーター」を用意 | 特典設計、自身のMC業務で動作確認 | note記事に記載なし |
| 価格設定・公開 | 想定6,980円から定価2,980円・記念価格1,480円に設定してBrainで公開 | 価格決定・入稿 | - |
なお、自動化ナビゲーターの具体的な構築方法(使用したチャットボット基盤など)は、note記事内では明かされていない。
販売の場は、テキストや動画教材を個人が売れるコンテンツ販売プラットフォーム「Brain」だった。
価格は定価2,980円だが、リリースから数日間限定で記念価格1,480円という値引きを設定し、購入の初速を作る設計にしている。
プロモーションの中心はnote記事そのものである。
「2時間かかっていた作業が30分で終わった」という体験談から書き起こし、教材が生まれた経緯を物語として語る形式で、記事の最後にメルマガ登録への導線を置いている。
リツトは同じnote記事内で、メルマガには500人以上が登録していると明かしている。
加えて、前作「第2の脳構築ガイド」で獲得した1,800人以上の購入者という既存の顧客基盤が、今回の教材の告知先として存在していた。
リツト自身も、noteの本文で「紹介してくれた方、コミュニティの仲間が広めてくれた」「これは僕一人の力じゃない」と述べており、コミュニティメンバーによる拡散があったことを認めている。
これらの結果として、公開から15時間で812部・売上114万円、レビュー星4.9、Brain総合ランキング1位という数字を記録したとリツトは公表している。
Brainの商品ページでは、2026年7月23日時点での累計販売部数が4,800部を超えたと表示されており、初速だけでなく継続的な販売が続いていることがうかがえる。
構造として効いたと考えられるのは、教材を作る前から存在していた顧客基盤である。
2週間前に売った前作の購入者1,800人以上、メルマガ登録者500人以上という母数があった状態で新作を出せば、初速の数字が伸びやすくなるのは自然なことだ。
もう一つ構造的だったのは、読者の声を聞いて構成を変えた点である。
当初の「使い方説明」だけの入門教材ではなく、読者が繰り返し求めていた「自動化」を核に据え直したことで、需要と教材の中身が一致した。
一方でたまたま効いた部分もある。
Antigravityというツール自体がリリース直後で、日本語の解説情報がまだ少ない時期に教材を出せたタイミングの良さは、再現が難しい偶然の要素だ。
また、著名な発信者であるイケハヤから直接執筆を勧められたという経緯も、たまたま同じ事務所で活動していたからこそ生まれたきっかけであり、誰にでも起こることではない。
同じ形で電子教材を作って売る場合、最低限必要になるのは次のようなものだ。
初期費用だけで見れば、数千円程度から始められる範囲に収まる。
一方で、原稿執筆にかけた「2週間、1日10時間」という時間コストは、価格に換算しづらいが実際には最も大きな投資だったといえる。
この事例で最も再現しにくいのは、教材を出す前からすでに存在していた顧客基盤である。
前作の購入者1,800人以上、メルマガ登録者500人以上という数字は、今回の教材を作る前から本人が持っていた資産であり、初めて教材を作る人には存在しない条件だ。
次に、著名な発信者イケハヤと近い距離で活動していたという環境も、意図して再現できるものではない。
執筆のきっかけそのものが「イケハヤが多忙で手が回らなかったから、代わりにリツトに声をかけた」という偶然の巡り合わせだったと本人は説明しており、これは同じ状況を狙って作ることができない。
さらに、リツト自身が過去に「何人も教えてきて、つまずくポイントが分かっている」と述べているとおり、非エンジニアに教えてきた実績の蓄積も、一朝一夕には積み上がらない土台である。
Antigravityというツールがリリース直後で情報が少なかったタイミングも、今から同じ状況を作ることはできない。
非エンジニアが、Google製AIツールの使い方を教える電子教材を作り、公開15時間で812部・売上114万円を記録したと本人が公表した。
教材の中身は、読者の声を受けて自動化の解説を核に据え直した構成と、教材内容を学習させたAIチャットボットの特典が柱になっている。
販売はBrainで行い、限定的な記念価格と、前作からの既存顧客・メルマガ登録者への告知が初速を支えた。
一方で、この初速は前作で築いた顧客基盤や、著名な発信者との近さといった、本人だけが持っていた条件に支えられている部分も大きい。
数字はいずれも、リツト本人がnoteとBrainの商品ページで公表したものだ。